これまでは単純な系(例えば均一な水溶液や固体)を対象として研究が展開されきましたが、測定機器や測定技術の進歩にともないより複雑な系(例えば微粒子と水の混合系や不均質な懸濁液など)を対象とした研究にも挑戦しています。その際に必要になる新たな研究ツールの開発にも取り組んでいます。伝統的な吸光分光法を用いた時間分解測定(時間分解吸収分光法)だけでなく、最近では共鳴ラマン分光や発光分光も時間分解で行えるよう、茨城県東海村の実験体系を改良しています。

高速現象の追跡装置の開発
Development of apparatus to trace fast phenomena